Macの作業履歴をAIに渡す前に、「入れる場所」を1つに絞る
ChatGPTのComputer Historyを使う前に、記録対象を機密情報のない1アプリと1サイトへ絞る10分の確認手順です。
まず結論
ChatGPTのmacOS(AppleのMacで動く基本ソフト)版に、「Computer History」が加わりました。これは、選んだアプリやサイトの操作をAIが要約し、後から探せる機能です。初期設定のOFFを保ち、試すなら機密情報のない1アプリと1サイトだけに絞るのが安全です。
なぜ今、話題なのか
OpenAIは2026年8月13日、この機能を発表しました。許可した場所での操作を時系列の要約と「メモリー」に変えます。メモリーとは、AIが後の会話で参照できる要約です。
対象はPro、Business、EnterpriseというChatGPTの有料・組織向けプランです。初期状態はOFFで、組織版では管理者許可後も各利用者の選択が必要です。
何が変わったのか
「操作イベント」とは、画面そのものではなく、クリック、入力、アプリ切り替えなどの記録です。スクリーンショット、画面録画、音声、プライベートブラウズは対象外です。
一時イベントはMacに最大48時間置かれ、要約時にOpenAIのサーバーで処理されます。メモリーはMac内の平文Markdown、つまり専用暗号化のない文字ファイルとして削除まで残ります。
私たちへの影響
地域団体なら、公開済み行事ページと個人情報のない作業メモだけで昨日の準備を振り返れます。名簿、会計、健康情報、パスワード管理画面は対象から外します。
閲覧ページの悪意ある命令をAIが拾う「プロンプトインジェクション」の危険も公式文書に明記されています。プロンプトインジェクションとは、Webページなどに隠された命令によってAIの動作を意図せず変えられる危険です。
身近なたとえ
これは何でも覚える秘書を部屋中へ放つより、まず資料棚の一段だけを案内する仕組みです。たとえであり、実際には許可したアプリやサイトの操作イベントが記録対象になります。
今日の一手
10分で「含める/含めない」をローカルメモに分けます。候補は機密情報のないテキストエディタ1つと公式マニュアル1サイトまで。メール、メッセージ、名簿、会計、医療、パスワード管理は除外します。
今日はONにせず、管理者承認、通信相手の同意、削除方法を確認します。後日試す場合も、履歴を読み、想定外なら停止・削除します。
注意点
- 通信アプリは、相手の事前の明確な同意がない限り収集を止めます。
- メモリーは専用暗号化されず、他ソフトから読める可能性があります。
- 履歴の対象変更は将来分にだけ効きます。すでに作られた履歴は別に削除が必要です。
- 将来の会話へ入ったメモリーは、会話をAI改善に使うか決めるデータ設定により、改善へ使われる場合があります。
- W.coでは未使用で、画面・保存・削除を実機確認していません。条件は2026年8月16日確認時点です。
関連ツール
今回の商品紹介はありません。新機能を使う前の情報整理が主題で、追加購入は必要ありません。提携申請、成果報酬リンク生成、掲載は行っていません。
事実とW.coの分析
確認済みの事実:8月13日にmacOS向けComputer Historyが発表されました。初期OFFで、対象を選択でき、操作イベントからローカルメモリーを作ります。公式文書は平文保存、通信相手の同意、プロンプトインジェクションに注意を求めています。
W.coの分析:小規模組織では、機密なしの1アプリと1サイトに限定し、履歴を監査してから判断する方が安全です。
今後の確認点:日本での展開、生成履歴、削除後の状態、同意記録です。