「かっこいいTシャツ」を、発注できる言葉へ変えた話
Tシャツの画像を作る前に、目的・着る人・場面の3行を10分で整理する実践記録です。
今回やったこと
私は今回、あるスポーツ団体のTシャツづくりにAIを使いました。ただ、最初から絵は作っていません。
先に整理したのは、「何のために」「誰が」「どこで着るか」の3つです。
読者への影響
道場、チーム、PTAで、みんなの一枚を作るときに使えます。
今日の一手
「目的」「着る人」「場面」を一行ずつ書いてください。
課題
私の頭には、「強そうで、普段も着られるTシャツ」というイメージがありました。
でも、これだけでは発注できません。文字、色、前後の配置、印刷できる大きさ。決めることは意外とあります。
いきなり画像から作り始めると、格好よさ選手権が始まります(笑)。気づけば「そもそも何のために作るんだっけ?」となりかねません。
AIをどう使ったか
そこで私は、AIをデザイナーではなく整理役として使いました。
目的、着る人、場面を言葉にする。案を比べる。業者への確認事項を分ける。
背面の縦長案は横長へ変更し、位置、寸法、色、入稿時の注意を制作仕様に残しました。
AIは案を出せます。ただ、どれが自分たちらしいか、費用や印刷方法まで含めて決めるのは人です。
実際の手順
最初に、次の3行を作ります。
さらに「入れたい要素」「避けたい表現」「発注条件」を伝え、コンセプト、配置、色、確認事項を分けて出してもらいました。
個人名、連絡先、未公開ロゴ、見積額は入力しません。価格、在庫、納期、印刷可否は「業者へ確認」と残します。
- 作る目的:この一枚で何を感じてほしいか
- 着る人:誰が自分たちのものとして着るか
- 場面:試合、練習、行事、普段着のどこで使うか
結果
頭の中のイメージを、コンセプト、配置、色、制作仕様、発注項目の順に整理できました。背面を縦長から横長へ変えた理由も残り、修正が「なんとなく」ではなくなりました。
その後は注文内容を集金表へまとめました。ただ、時間や費用がどれだけ減ったかは測っていません。
失敗・改善点
条件が少ないと、どこかで見たような「格好いい案」になりがちです。画面では良くても、印刷範囲、縫い目、色数、生地との相性で作れないこともあります。
だから私は、見た目と制作条件を一度に決めません。
コンセプト、比較、制作仕様、注文確認。一つずつ分けた方が、迷った場所も分かります。
再現方法
3行を別の人に見せます。「誰が、いつ、何のために着るのか」が伝われば次へ。ずれたら画像ではなく3行を直します。
その後、AIから三案だけ出してもらい、採用・見送りの理由を一行ずつ残します。
注意事項
団体名、ロゴ、写真、書体を使う権利は人が確認します。AI生成画像も、サービス規約と既存作品・商標との類似を確認します。
サイズ、枚数、印刷位置、納期、見積、契約、支払いは、業者の正式情報を見て責任者が決めます。
一つだけ実行する手順
目的・着る人・場面を各一行で書き、AIからコンセプトを三案だけ出してもらいます。画像はまだ作りません。
必要な前提と結果の確認方法
別の人が使う場面と目指す印象を説明できれば、配置案へ進めます。
元に戻す方法・中止条件
AIへ渡す前の3行を原本として残します。
個人情報や未公開素材が混じった、関係者の合意がない、権利や印刷条件が分からない。このどれかがあれば、画像生成や発注へ進みません。
経験と一般化の区別
私はAIで案を整理し、制作仕様と注文確認へ進めました。3行の方法は、その経験を試せる形にしたもので、同じ結果を保証するものではありません。
事実と分析の区別
縦長案から横長案への変更、配置・色・入稿条件の仕様化、注文集計表は、保存してある成果物で確認しました。
時間短縮、費用効果、完成品への評価は未確認です。
出典
- 本人一次記録「AI実務便_第05号_Tシャツ制作_実践記録_構成案.md」(2026年8月29日再確認)
- 本人制作記録「制作仕様.txt」とモックアップ(2026年8月29日再確認)
- 本人業務記録「Tシャツ注文_集金表_20260827.xlsx」(個人名・金額・注文内訳は本文不使用、2026年8月29日再確認)